【南関東競馬】レオーネV 的場、最年長重賞勝利記録を更新
「オールスターC・S3」(3日、川崎)
1番人気のケイアイレオーネが4角で早めに先頭に立ち、そのまま後続を封じ込んで優勝。鞍上の的場文男騎手は自らの最年長重賞勝利記録を60歳3カ月に更新し、37年連続重賞勝利の快挙を達成した。2着は4番人気のクラージュドールが入り、2番人気のタイムズアローが3着。なお、優勝馬には「川崎記念・Jpn1」(2月1日・川崎)、「ダイオライト記念・Jpn2」(3月15日・船橋)の両レースへの優先出走権が与えられた。
勝利にかける執念が違う。最後の直線で早めに先頭に立ったケイアイレオーネが、的場文のゲキに応えてグイグイと伸びる。内で粘るタイムズアロー、外から襲いかかるクラージュドールを封じて先頭でフィニッシュ。37年連続重賞V、そして自身の持つ最年長重賞勝利記録を更新した的場文は、ゴールを過ぎると右手で力強くガッツポーズで喜びを表した。
前走の勝島王冠(大井)はセイスコーピオンに競り負けて無念の2着。「今度は勝たないといけないと思って、ちょっと緊張した。手応えがばっちりだったので早めに仕掛けた」と会心のレース運びを振り返る。17年の最大目標はあと44勝に迫った7000勝達成。「そこに向けて頑張るよ」と意気込みを示した。
見届けた佐宗応師も「昨年は取りこぼしが多かったからね。勝ててホッとした」と笑顔。今後については馬の様子を見ながらということで未定だが、的場文とのタッグでますます活躍してくれそうだ。