【菊花賞】サトノダイヤモンド悲願のG1制覇へ前進 距離の壁克服なるか

 「菊花賞・G1」(23日、京都)

 最後の1冠を逃さない。皐月賞3着、ダービー2着と、春はあと一歩で涙をのんだサトノダイヤモンド。秋初戦を勝利で飾り、好スタートを切った。「地球を1周しても詰まらない差」-。神戸新聞杯の首差辛勝を池江師はこう表現する。

 淀の3000メートルに血統の壁が立ちはだかる。ディープインパクト産駒は菊花賞を勝っていない。「やってみないと何とも言えないけど、ベストの距離じゃない。ジョッキーの腕に頼らなければいけない」。1週前の追い切りは力強い動きで「上積みが大きい」と胸を張る。最高の出来で挑む大一番。栄冠への準備は整った。

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