【セントウルS】ネロ快速リハ 4F48秒7!僚馬3馬身置き去り

 「セントウルS・G2」(11日、阪神)

 アイビスSD2着のネロが、自慢のスピードを存分に見せつけた。8日、栗東坂路で併せ馬を行い、僚馬に3馬身先着。4F48秒7と堂々の一番時計をたたき出した。サマースプリントシリーズ制覇の可能性は消滅したが、悲願の重賞タイトル奪取に向けて準備は整っている。

 自慢の快速がうなった。朝一番の栗東坂路。木曜で追い切る馬が少なかったとはいえ、1頭だけスピードの次元が違っていた。最終リハはヨシオ(3歳1000万下)との併せ馬。序盤は僚馬を目標に運んだが、ゴーサインが出ると四肢の回転数を上げて一気に抜き去って差を広げる。3馬身置き去りにして、自己ベストに0秒5差に迫る4F48秒7-35秒9-12秒5の一番時計をたたき出した。

 2週続けて48秒台を刻み、清永助手は「いい動き。いい時計でしたし、もともとこれくらいは動ける馬。いい調教ができましたね。先週に続き、ビッシリとやれました」と胸を張る。9月に入っても暑い日が続くが、「いい状態は保てているし、高いレベルでキープできている。バテてもいない。カイバも食べています」と体調の良さに手応え十分だ。

 近2走は新潟名物の“直千”競馬で連続2着。3戦ぶりの6F戦にも「千二は4勝しているし、距離には不安はないです。スピードの持続力は一級品だし、前走で重賞でもやれることを証明してくれた。自分のペースで行ければ」と信頼は揺るがない。関西馬では意外とも言える初の阪神参戦だが、「坂はあるけど、同じようなコース形態の中山で2勝。こなしてくれると思う」と期待を込める。

 オープン特別で3勝の実績はあるが、いまだに重賞は未勝利。「何とかこの馬にタイトルを獲らせたい。スプリンターズS(10月2日・中山)も視野に入っているし、つながるレースを」。新たな勲章を手に、力強く大舞台へと駒を進める。

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