【京成杯AH】ラングレー変身 併せ馬で復調ムード!初タイ獲る

 「京成杯AH・G3」(11日、中山)

 今度こそタイトルをもぎ取る。2歳時にはクラシック候補と呼ばれたラングレーが、10度目の重賞挑戦で悲願を成就させる。8日の栗東坂路の最終リハでは、大きく追走した僚馬をきっちりかわして先着。ひと叩きされての変わり身をアピールした。また、美浦坂路ではアルマディヴァンが上々の切れ味を披露。こちらも重賞初Vへ向けて、しっかりと態勢を整えた。

 未完の大器ラングレーが復調気配をはっきりと示した。最終リハは栗東坂路で併せ馬。スタート時に脚を滑らせ、併走した僚馬イクラトロ(5歳1600万下)に1秒3ものハンディをつけられたが、軽快なフットワークで追走すると、フィニッシュした時にはきっちりと半馬身先着。弾むようなアクションを取り戻した。

 4F52秒4-38秒2-12秒4と、右肩上がりの理想的なラップの好時計をマーク。休み明けだった前走の最終追いは4F55秒7と軽めだったが、ひと叩きされた今回は一気にタイムを詰め、急上昇を告げた。騎乗した広岡助手も「一杯にやったし時計も出ましたね。一回使ったことで中身が良くなっています。前回よりやれると思います」と大きな上積みを感じ取ったようだ。

 新馬戦で鮮やかな勝利を収め、2戦目の東スポ杯2歳Sでイスラボニータの4着。そのうちタイトルは付いてくると思われたが、人気にはなれど一度も3着以内に入れず。気がつけば全弟リアルスティールが、今春のドバイでG1馬(ドバイターフ)へ。5歳の秋、そろそろ兄の意地を見せたいところだ。

 「中山は1800メートルで強い勝ち方(15年1月の初富士S)をしているし、今回は格好をつけてくれると思いますよ」と同助手。前走の関屋記念は6着ながら、2カ月ぶりの実戦で上がり3F33秒7の末脚を駆使。決して内容は悪くない。叩いて一変へ。タイトルに飢える素質馬が、待望のVを手に入れる。

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