【ダービー】友道師16年目のチャンス

 「日本ダービー・G1」(29日、東京)

 師匠、そして同門には負けられない。2歳王者リオンディーズの角居師とともに助手時代、スマートオーディンを送り込む松田厩舎に所属していたのが、皐月賞2着馬マカヒキで初Vに挑む友道師。ともに“打倒・師匠”に燃えている。

 全休日明けの24日朝。皐月賞2着馬マカヒキは角馬場から栗東CWを半周し、坂路をゆったりと駆け上がった。「日曜(22日)に速いところをやりましたが、いつも通りの状態に戻っています。落ち着きもありますし、皐月賞時と比べてもいいですね」と話した大江助手の表情は明るい。

 開業16年目。4度目の挑戦にして、最大のチャンスを迎えた友道師だが、02年に技術調教師としてタニノギムレットのVを見届けている。師匠の松田師から得たものは大きい。「今のウチの調教パターンは松田先生が作ったと言ってもいいんじゃないかな。集団調教や、昼から引き運動をしないなど、研究熱心だったよね」。

 松田厩舎在籍時は、当時調教助手だった角居師とともに屋台骨を支え、幾多の名馬の調教に携わった。「3人でご飯を食べたり、話し込んだりもした」と懐かしそうに振り返るが、勝負事に情けは無用。巡ってきた好機を逃す訳にはいかない。師弟&同門対決を制して、ダービートレーナーの称号を手にしてみせる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス