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【VM】ストレイト史上2頭目の連覇 

 「ヴィクトリアマイル・G1」(15日、東京)

 ベテランランナーが圧巻の走りでG1V3だ。7番人気のストレイトガールが、中団から鋭脚を放って快勝。レースレコードで史上2頭目の連覇を達成した。7歳牝馬によるJRA・G1制覇は史上初の快挙。2着には1番人気のミッキークイーン、3着には2番人気のショウナンパンドラが入線した。

 勝手知ったる府中の直線。戦前の低評価をあざ笑うがごとく、鮮やかな末脚を放って抜け出した。昨年の覇者ながら7番人気に甘んじていたストレイトガールが、7歳牝馬による史上初のJRA・G1制覇を達成。ヴィルシーナ(13、14年)に続く、史上2頭目の同レース連覇をいとも簡単に成し遂げた。

 好発から抑えて中団へ。道中はじっくりと脚をためた。そして最後の直線。前にいたマジックタイムが外へ進路を取ったところで一気にエンジン点火。楽々と抜け出してゴール板を貫くと、刻んだタイムは圧巻の1分31秒5。11年アパパネが記録したタイムを0秒4も更新するレースレコードだった。

 エスコートした戸崎圭は破顔一笑だ。「手応えは抜群でしたし、直線に向いてからもいい感じでした。きょうの馬場で外は回りたくなかったし、直線でも気持ちいいぐらいに前が開きましたからね。見事な走りでした」。7歳の高齢にもかかわらず、最高のパフォーマンスを見せた相棒に賛辞を惜しまない。

 昨年暮れの香港スプリント9着後、一時は引退し、繁殖入りする予定もあった。敗戦の失意の中、馬主の廣崎利洋氏は現役続行を決意したが、藤原英師は当初反対の立場だったという。「馬が年を取るのは1つですが、人間で言えば2、3歳ですから。年齢が年齢だけに悩みました。オーナーには時間をくださいと言いました」と指揮官は当時の複雑な心境を明かす。

 オーナーの熱意に打たれてかじを切り、ヴィクトリアマイル連覇を最大目標にローテを組んで調整を施してきた。期待に見事応えたマイル女王に「本当に頭が下がります。引退予定だったのを乗り越えて勝ってくれた。現役続行を決めてくれたオーナーに感謝ですね」と師は目尻を下げる。衰え知らずの走りで頂上決戦を制したベテランランナー。次戦は未定ながら、今後もその存在感を大きく示していくに違いない。

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