【フェブラリーS】モーニン理想の枠順

 「フェブラリーS・G1」(21日、東京)

 記録的Vが現実味を帯びてきた。明け4歳の新星モーニンが、ダート界の勢力図を一気に塗り替える。

 19日朝は栗東CWを1周半。キャンターで軽く汗を流した。騎乗した古川助手は「カリカリしてハミをかむのでは、と心配していたが、むしろその逆。落ち着き払ってリラックスしていた」とひと安心。17日に栗東坂路で行われた最終追い切りでビッシリと負荷をかけたが、イレ込みは全く見られない。長距離輸送を前に、精神面の不安点がひとつ消えた。

 枠順も理想的。7枠14番からの発進に、仕上げ人は「速い馬が外にいなくて良かった。前走のようにすんなりと運びたいからね」と安どの表情。唯一の敗戦となった2走前の武蔵野S(3着)は、乱ペースに巻き込まれて我を失った。その経験から、逃げ馬に外からこすられる形だけは避けたかった。8枠の2頭はともに差し馬。これで2つ目の不安点が消えた。

 ここまで6戦5勝。デビュー7戦目&282日目でのJRA・G1制覇なら、ダート戦では史上最短・最速だ。経験値を含め、クリアすべきハードルは高いが、そこはかつてヴァーミリアンで砂のG1を総なめにした石坂厩舎のノウハウが、快挙達成をサポートする。記録ずくめのVへ、準備は整った。

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