スピルバーグが引退、昨秋天皇賞V

 重賞未勝利の身ながら昨年の天皇賞・秋を直線一気に制したスピルバーグ(牡6歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が引退、種牡馬入りすることが決まった。4日、藤沢和師が明らかにした。

 この秋は休み明け初戦の毎日王冠で10着に敗れ、連覇を目指した先週東京の天皇賞・秋も10着。昨秋に見せた豪快な末脚を発揮できず、低調なパフォーマンスに終始していた。

 4日に山本英俊オーナー、生産者で社台ファーム代表の吉田照哉氏が協議した結果、潮時と判断。既に山本オーナーは“花嫁”に、海外から数頭の繁殖牝馬を購買しているという。けい養先は未定だが、北海道の社台スタリオンステーションが有力視される。

 通算成績は18戦6勝(うち重賞1勝、海外1戦0勝)で、今年6月にはプリンスオブウェールズS・英G1(6着)にも参戦した。

 藤沢和師は「天皇賞・秋の時は燃え尽きかけていたのか、パドックでイレ込まず、競馬も“らしくない”まま終わった。オーナーと相談して引退を決めました」と説明。「ディープインパクトの子にしては体が雄大でたくましい馬。いい子を出してくれると信じています」と、種牡馬としての活躍を願っていた。

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