【紫菊賞】ステート連勝でクラシックだ

 「紫菊賞」(17日、京都)

 2連勝を飾り、さらなる高みへと向かいたい。素質馬の宝庫・藤原英厩舎のシルバーステートは近親に05年の牡馬クラシックで2、3、4着と奮闘を重ね、06年の京都記念を制したシックスセンスなどが名を連ねるディープインパクト産駒。「ここまで順調ですよ」と瀬戸助手は仕上がりに自信をのぞかせた。

 その勝ちっぷりから、早くも来春のクラシック候補に躍り出たと言ってもいいだろう。頭差2着に終わった新馬戦のうっぷんを晴らすかのように、2戦目は後続に5馬身差をつけてレコードVを決めた。「思えば、デビュー戦は仕上がり切っていなかったし相手も強かったですね。(初V後は)放牧を挟んで馬は大きくなっているし、いい感じです」と成長ぶりに目を細める。

 1週前には栗東CWで、昨年のマイルCSで2着に好走した僚馬フィエロ(6歳オープン)に馬なりのまま3馬身半差で先着した。「走り過ぎるので心配な面もある。だからオープンではなく、500万下からの始動になったんだと思うし、無事に行ってくれれば」。着実にステップアップして、ビッグタイトルに照準を合わせていく構えだ。

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