【京都大賞典】オンリー復活へ存在感

 「京都大賞典・G2」(12日、京都)

 完全復活へ-。1年ぶりの勝利を目指すワンアンドオンリーは8日、栗東坂路で最終リハ。攻め駆けするグレイスフルリープ(5歳オープン)と五分に渡り合い、ダービー馬の存在感を示した。

 直線で馬体がピタリと合う。馬なりの僚馬に対し、ラスト1Fでは右ステッキが2発入ったが、フォームがブレることなく真っすぐに駆け上がる。程良い緊張感を保ったまま、最後は鼻面を並べてゴール板を突破した。

 4F52秒7-38秒6-13秒0。後半のやや時計がかかる馬場状態を思えば、評価できる数字だ。2週連続で騎乗したルメールは「先週よりも動きは良くなっていた。でも、追い切りのときはちょっとズブいね」と苦笑い。それでも、鞍下の感触に「コンディションは完璧です。レースへ行けば違うと思うよ」と合格点を与えた。

 近5走は9・7・13・3・11着と精彩を欠いているが、2桁着順の2戦は直線での不利がこたえたもので参考外。「とにかく、今度はスムーズな競馬がしたい」と橋口弘師は語気を強める。今回はラジオNIKKEI杯2歳SでVへと導いたルメールとの再タッグ。「あのレースは強かった。“再出発”という意味ではいいコンビやね」。真価を問われる秋初戦。ダービー馬が目覚めるか。

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