「スプリンターズＳ・Ｇ１」（４日、中山）

　さらなる上昇を示した。セントウルＳを鮮やかに逃げ切ったアクティブミノルは、藤岡康を背に９月３０日、栗東ＣＷへ。単走で追われ、しまい重点に５Ｆ６９秒０－３８秒４－１２秒１を記録。軽く仕掛けた程度で鋭い反応を返した。

　鞍上は「いい動き。反応も良かった。思っていた以上にテンションも上がっていない」と内容に合格点。見守った北出師も「指示通り。体調はいいし、上積みを見込んでいい」と力強くうなずいた。

　ゲートの速さが最大の武器。今回もハナは譲らない。「行き切る形がベストなので内枠が欲しいですね。Ｇ１で厳しい戦いになるけど、この馬も力をつけている。ここでも自分の競馬ができれば」と藤岡康。若さあふれるコンビが、一気に頂点を極めるか。