【オークス】ココロノアイが一番時計!
「オークス・G1」(24日、東京)
反撃の態勢は整った。桜花賞10着のココロノアイが20日、美浦坂路で4F52秒7の破格と言える時計を計時。2位に1秒3差をつけるこの日の1番時計を記録した。ラスト1Fはセーブして14秒1と控えめの時計となったものの、テンから軽快に飛ばして、絶好の動きを披露してみせた。
騎乗した横山典は納得の表情だ。「良かったね。先週のウッドの感じも良かったし、いい状態でオークスに出走できる」とうなずく。尾関師も「先週、長めに追ったので、今週はこの形に。フォームに乱れはなく、いい動きだったし、感触としてはすごく良かった」と坂路追いの経緯を説明したうえで、出来の良さを強調した。
今回は未知の2400メートル戦になるが、師はプラスに捉えている。「極論になるが、イメージとしては逃げてもいいくらいだと思っている。それくらいのスタミナはある」と力を込める。鞍上は天皇賞・春(ゴールドシップ)、NHKマイルC(クラリティスカイ)に続き、騎乗機会G13連勝を狙う形にとらわれない名手。あっと驚く逃走劇があるかもしれない。