【南関東競馬】シャフト重賞初制覇

 「東京湾カップ・S3」(6日、船橋)

 5番人気のドライヴシャフトが直線で抜け出して重賞初制覇。騎乗した的場文男=大井=は、自らが保持する地方競馬での最年長重賞勝利記録を、58歳7カ月29日へと更新した。2着には2番人気のミッドストラーダが入り、上位2頭は東京ダービー(6月3日・大井)への優先出走権を獲得した。

 初コンビの的場文がドライヴシャフトを重賞初制覇へと導いた。道中2番手から直線に入ると、鞍上のムチに応えて末脚を発揮。“大井の帝王”は「関係者から馬込みを避けてくれと。ずるさがあるが、それが抜ければ東京ダービーも楽しみ」と依頼に応えた。

 荒山勝師は開口一番に「予定通りです」と納得。「羽田盃は前をカットされて抑えたら、止めてしまった。難しい馬だが、重賞を勝てる力はある」と愛馬の本格化を喜んだ。

 的場文と東京ダービーは“大井の七不思議”の一つ。昨年まで33回挑戦し、2着8回で未勝利。「2着ばっかりだからねえ。そろそろ、1着を味わいたい」と初制覇と渇望する。今年はパーティメーカーに騎乗予定。悲願達成には、ドライヴシャフトの夢を打ち砕かなければならない。

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