【南関東競馬】オーソリティ重賞V6
「しらさぎ賞・S3」(29日、浦和)
断然の1番に人気に支持されたノットオーソリティが逃げ切り、2着に1馬身1/2の差をつけて、重賞6勝目を挙げた。2着は2番手で4番人気のケンブリッジナイス、3着には3番手で5番人気のトーセンベニザクラがそのまま続いた。
ロジータ記念、東京シンデレラマイルに続く重賞3連勝。4カ月の休養明けを、ノットオーソリティは危なげなく逃げ切った。初騎乗の吉原寛は「ゴチャつきたくなかったから、行きました」と先行有利な馬場を考慮して好判断した。
管理する川島一師は完勝に笑みをこぼした。「少し余裕を持たせた仕上げ」と13キロ増で臨んだが、不安のない競走内容。「もう少し楽に勝てるかと思ったが」と愛馬に寄せる期待は大きい。
陣営が掲げる目標は、交流重賞での打倒JRA勢。「今後、JRA勢との戦いとなるから、57キロで斤量差のある馬を下しておきたかった」と指揮官。今回の前哨戦は及第点の結果。2015年の初戦は順調な滑りとなった。