「阪神ＪＦ・Ｇ１」（１４日、阪神）

　出走馬１８頭が１１日、確定した。新馬戦を圧勝したロカは１０分の６の抽選を突破。潜在能力、状態ともに申し分なく、１１年ジョワドヴィーヴル以来、デビュー２戦目でＧ１制覇を目指す。

　大器が無事に抽選をくぐり抜けた。近親にディープインパクトを持つ１勝馬のロカが大仕事を狙う。「除外なら除外で５００万下へ向かおうか、と思っていたけど、（突破できて）ホッとしました」と今野師は声を弾ませた。

　圧巻のデビュー戦だった。スタートで後手を踏んだものの、ラスト２Ｆ１１秒０－１１秒０の流れを鮮やかに差し切ってＶ。最後は手綱を抑える余裕を見せ、２着馬に３馬身差をつけた。「レースの見た目は派手でしたね。折り合いがついて、反応も良かった。しまいの脚は相当」と師は派手な勝ちっぷりを振り返る。レース後は間隔をあけて馬体のケアに専念。「新馬戦のときよりも動ける仕上がり」と自信をのぞかせた。

　最終追い切り翌日の木曜は運動でじっくりと体をほぐした。「カイバも食べているし、相変わらず具合はいいですね。来年のためにも、賞金を加算できれば」とトレーナーは大一番に意欲。持ち前の強烈な末脚で勲章をつかみ獲ってみせる。