「阪神ＪＦ・Ｇ１」（１４日、阪神）

　今週こそは逃げて勝つ。中京で苦渋を味わった田辺が１２日、阪神での反撃を誓った。先週のチャンピオンズＣは１番人気コパノリッキーで挑んだが、ゲートで後手を踏み１２着に沈んだ。

　「（出遅れは）いつかやるのではと思っていた。でも、気持ちを切り替えていきます」とプロ意識をのぞかせる。くしくも、阪神ＪＦの騎乗馬は逃げ馬のスマートプラネット。３枠５番に「いいんじゃないですか。ハナを主張します。自分のペースに持ち込みたい」と逃亡劇を予告した。

　「開幕２週目だから馬場状態はいいでしょう。これはプラス。イレ込みやすい馬で、あとは当日の落ち着き次第」。レース当日、堂々とした姿でパドックに登場できれば、鞍上のリベンジが即実現する可能性も十分にある。