【有馬記念】ゴールド、ムーア手応え

 「有馬記念・G1」(22日、中山)

 世界の名手が満足そうにうなずいた。昨年の覇者ゴールドシップは11日、新コンビのムーアを背に栗東坂路へ。ややズブさが見られたが、この馬にとってはおなじみの光景だ。攻め駆けするラトルスネーク(5歳オープン)にあおられたものの、しっかりとした脚さばきで4F54秒5‐39秒8‐13秒1を計時した。

 初コンタクトを終えた鞍上は「動きは納得のできるものだった。来週は平たんなところでも確かめてみたい」と手応えを語る。見届けた須貝師も「まずまず。100点とは言わないが、想定内の攻め馬ができた」と及第点を与えた。

 前走のジャパンCは後方のまま見せ場がなく15着。気難しさが大敗を呼んでしまったが、1年前に頂点に輝いた舞台で完全復活ののろしを上げたいところだ。「“頭がいいけど難しい馬”と(ムーアは)言っていたけど、似たような馬をイギリスでも乗っていたらしい。大丈夫だろう」。主戦(内田博)の降板という大なたを振るったトレーナーは、大きな期待を寄せている。

 有馬記念連覇、そしてオルフェーヴルとの最初で最後の戦いが待ち受ける。「このまま終わってはいけない馬だと思っています」。不退転の覚悟で、刻一刻と迫る決戦の日をにらんだ。

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