【JC】ヴィルシーナ中1週で反撃だ

 「ジャパンカップ・G1」(24日、東京)

 1番人気のエリザベス女王杯で10着に敗れたヴィルシーナが反撃に出る。中1週のローテでジャパンCに参戦。昨年の秋華賞以来、約1年1カ月ぶりとなる好敵手ジェンティルドンナとの対決で、再び闘争心に火がつくか‐。

 このままでは終われない。1番人気に支持されたエリザベス女王杯で10着に敗れたヴィルシーナが中1週で、国内外の強豪が集うジャパンCに駒を進めてきた。担当の安田助手は「思ったよりも疲れはないですね。あまり走っていないからなのか、息の入りも早かったですから」と説明する。

 レース間隔は詰まっているが、やれることはやるつもりだ。「前走も調子自体は良かったと思うんですが、少しおとなしすぎましたね」。今回は気持ちのスイッチを入れるため、調教のパターンを変更する。「普段なら当週はサラッと軽めにやるんですが、今週はジョッキー(岩田)に乗ってもらって、しっかりと動かしてもらうつもりです」と力を込める。

 昨年、牝馬3冠路線で覇権を争ったジェンティルドンナと昨年の秋華賞以来、約1年1カ月ぶりに対戦する。王道を歩んできたライバルの姿が、闘争心に再び火をつけるかもしれない。

 東京では、4戦2勝2着1回と相性は抜群。「右手前の方が得意。最後は右手前で走るので、左回りの方がいいかもしれませんね」と好感触だ。相手は強力だが、力さえ出し切れば素質は引けを取らない。大一番で復活を狙う。

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