【競輪】ばんそうこうガール、着外に涙

 「京向日葵賞・F2」(10日、向日町)

 今年5月にデビューした梶田舞(26)=栃木・104期=は、前走地の広島(7月13~15日)までの15走すべてで3連単車券に貢献していた。しかし、広島出走後の練習中に2回落車。1回は足首と腰を痛めたが、もう1回は顔から落ちてしまい、向日町競輪前検の9日には顔に2枚もばんそうこうを貼って競輪場にやってきた。

 10日の向日町競輪初日6Rでは2回仕掛けたが、不発で5着。検車場に引き揚げてすぐは落ち着いていて、前検(9日)から顔に貼っていたばんそうこうが2枚から1枚に変わったことについても「食事していて(1枚)取れてしまいました」と語っていたものの、時がたつにつれ悔しさがこみ上げてきた様子。記者陣の質問に答えるときには涙を流した。「ケガの影響はありません。(11日6Rは)力を出し切るレースをします」。07年夏に世間を騒がせたのはばんそうこう大臣だが、競輪界のばんそうこうガールは全力を尽くすことをアピール。6場所連続の決勝進出へ向け、向日町競輪11日6Rはパワー全開で駆ける。

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