「キーンランドＣ・Ｇ３」（２６日、札幌）

　スピード比べなら負けられない。函館Ｗに入ったダッシャーゴーゴーは２２日、単走ながらパワフルな動きを披露。馬場の外めを豪快に回って５Ｆ６４秒５‐３７秒９‐１２秒４の一番時計をたたき出した。

　きっちり負荷をかけられたのに、ビクともしない。厩舎に戻ると顔をおけに突っ込み、元気よくカイバをほお張りだした。「調教助手は“いい感触だった”と言っていたし、攻め馬をやってもメシをしっかり食べている。少しテンションは上がっているけど、そのほうがプラスに向く」。山下厩務員は旺盛な食欲を示す愛馬に目を細めた。

　５３０キロを超す巨体の持ち主。「夏のほうがいい汗をかくし、輸送くらいはこなしてくれる」と調教直後の札幌移動は気にしていない。トップハンデを背負った前走より斤量は３キロ減、日曜は晴れ予報と好材料がそろう今回は、昨年６月以来の勝ち星がほしいところだ。