関ジャニ・横山裕「舞いあがれ!」は俳優人生のターニングポイント
NHK朝ドラ「舞いあがれ!」が、31日の放送で最終話を迎えます。昨年10月から半年間、ご覧になってくださった皆さん、ありがとうございました。
2月にクランクアップを迎えた時、1週間くらい“ロス”に陥って、抜け殻みたいになってしまって。そのくらい、僕にとって思い入れのある作品になっていました。ほんま楽しかったし、ものすごい刺激があった。
現場ではめちゃくちゃ多くのカメラに囲まれて、その中で長回しシーンを撮影したり、緊張感が半端なかった。リハをほとんどせずに撮ることも多くて、役者同士のあうんの呼吸がものを言うし、芝居に瞬発性も求められました。僕は、それが純粋に楽しいと思えた。41歳でこういう経験ができたのは財産。自分の中の引き出しが増えたような気がします。
岩倉家の存在も温かかった。高橋克典さん、永作博美さん…お父さん、お母さんが、ほんまの家族みたいな空気をつくってくれて。悠人という役に出会えたこと、幸せに思っています。久留美ちゃん(山下美月さん)とも結ばれましたね。ハッピーエンド、見届けていただけましたか。妹夫婦の前での告白シーンは、なかなかのシチュエーションでした(笑)。
朝ドラって国民的番組と言われるだけあって、いろんな年齢層の視聴者の方が、そのキャラクターに思いを乗せて見てくださっている。街でおじいちゃん、おばあちゃん世代の方々に「朝ドラの子やな」とか「お兄ちゃんや」って声をかけていただくことも増えて、それを実感しました。
これまで出させていただいた作品それぞれに愛着がありますが、この「舞いあがれ!」が僕にとってのターニングポイントかと言われたら、間違いなくそうだと思います。また朝ドラというものに携わりたい。今度いつか、出させていただける機会があるとしたら、年齢的にはヒロインのお父さん役とかになるのかな…?そんな夢も、自分の中に芽生えたりしています。
今は、4月からスタートする「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」の撮影で、むっちゃ忙しい毎日を送っています。楽しみにしていてくださいね。
そして、朝ドラ出演との兼ね合いで半年間お休みしていた「ヒルナンデス」にも、来月から復帰します。戻ってくる場所を作っていただいていたこと、ほんまにありがたい。「コタロー」ともども、応援よろしくお願いします!