朝ドラ「舞いあがれ!」悠人のセリフに込められたオカンへの照れくささ

 2023年最初のコラムになります。今年もどうぞ、よろしくお願いします!

 先日、おかげさまで4大ドームツアー「18祭」を無事完走しました。5人になってから大きいステージに立っていなかったので、すっごい自信になった。関ジャニ∞のエンタメが届けられたと自負しています。自分らで言うのもなんですが、メンバー一人一人、めちゃくちゃ味が出てきてる。来年のデビュー20周年に向け、また何か大きいことができたらと考えています。

 さて、朝ドラ「舞いあがれ!」も佳境に入りました。ヒロイン・舞の兄・悠人を演じている中で、母について考える場面がありました。

 父・浩太(高橋克典さん)が亡くなり、家業の工場を継いだ母・めぐみ(永作博美さん)に対し、悠人が「やつれたな」って声をかけるシーン。頭に白髪が交じり、仏壇に手を合わせる母親の姿から、素直に出たセリフでした。感情を表現するのが役者の仕事ではありますが、僕はもう、あの言葉でした。「やつれてるやん」って。でも、それをどう伝えたらいいんやろって、もどかしい思いを抱えながら。目も見られへんし。ちゃんと向き合えよって思ってるんですけど、不器用な自分がいるっていう、そういう感情。

 息子としては、母親に対して少しぶっきらぼうな態度になるのは共感できます。悠人と僕の共通点で言えば、僕もJr.のとき、15歳、16歳くらいで家を離れて合宿所に行ったりして、オカンと会ってない時間が長なって、思春期のまま離れた部分もある。悠人は悠人で子どもの頃、お母さんが熱を出していた舞に付きっきりだったり、その後は東大に行ってしまったりで、多感な時期にちゃんと接していない。絶対、どこか恥ずかしさや照れくささみたいなものがあると思う。でも、大人になってもずっとオカンに対して子どものままやろうし、お母さんにとっても悠人は悠人のままやろうし。家族って、面白いですよね。

 反響の大きさは身に染みて感じています。大阪でサウナに入ってたら、おっちゃんたちから「お兄ちゃん、助けたってよ」と言われたり。「投資はほんまにしてないの?」とか聞かれたりして、役のイメージついてんねや、って。撮影もほぼ終盤ですが、お芝居って楽しいなって純粋に思えた現場でした。

 今年も頑張らなと思ってます。毎年、一緒のことを言ってますけど、毎年一緒のことが言えるように頑張ります!

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