【6月23日のあんぱん】第61話 終戦後、見舞いに訪れ胸の内を話すのぶに、速記で次郎が何かを書きだす
【先週のあらすじ】
嵩(北村匠海)は中国福建省の駐屯地で健太郎(高橋文哉)と共に宣撫班となり、地元の民に向けた紙芝居を創作し評価を得る。戦況厳しく部隊へ戻った嵩を飢餓が襲う。倒れた嵩に亡き父・清(二宮和也)は、お前はみんなが喜ぶものを作るんだと告げる。救援隊の到着で嵩の命は救われた。病床の次郎(中島歩)と再会したのぶ(今田美桜)は高知の空襲を生き延び、日本は終戦へ。
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終戦から5カ月が経ち、国民学校ではGHQの指導のもと、軍国主義教育からの転換が図られる。のぶは病気が一向に回復しない夫・次郎(中島歩)の見舞いに、海軍病院に通っていた。努めて明るく振る舞うのぶだったが、次郎にあることを打ち明ける。話を聞いていた次郎は、ふと日記のノートに、速記で何かを書き始める。
朝ドラ112作目の「あんぱん」は今年放送100年を迎えたNHKが送る、愛と勇気の物語。「アンパンマン」の作者やなせたかしの妻・暢がモデルのヒロイン、のぶ役にオーディションで3365名の中から選ばれた今田美桜。後に夫となる嵩(たかし)役を北村匠海が演じる。脚本は、ドラマ「ハケンの品格」、朝ドラ「花子とアン」など多数の実績を持ち、生前のやなせたかしと交流のあった脚本家・中園ミホがフィクションとして描き出す。
