宝塚音楽学校入学式、40人が第一歩

宝塚音楽学校104期生入学式=兵庫県宝塚市・
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 宝塚音楽学校の入学式が16日、兵庫県宝塚市の同校で行われ、倍率27倍の難関を突破した104期生40人が、タカラジェンヌへの第一歩を踏み出した。

 角和夫理事長は次の花組公演『ME AND MY GIRL』のセリフを引用し「“貴族には義務がある”というが、皆さんも不合格になった多くの人たちの思いを胸に、精進して欲しい」と祝辞。新入生総代の吉村里妙さんは「喜びと感謝でいっぱい。必ず立派な舞台人になるように努力します」と決意を表明した。

 また入学式後は本科生が、新入生の胸に校章を付けるセレモニーも行われた。笑顔の本科生とは対照的に、新入生はようやく音楽学校の一員となった喜びから、感極まり涙を流す姿も見られた。

 月組の白雪さち花の妹・山田絵莉香さんは「(月組トップ娘役の)愛希れいかさんのように、凛とした舞台人になりたい」と瞳を輝かせた。小嶋留奈さんは、高校の先輩でもあり元花組トップスターの「蘭寿とむさんのように、格好いい男役を目指したい」と希望を膨らませていた。

 また福岡出身の猪山空さんは「やったことのない授業が沢山あるので楽しみ」と期待を口にした。だがその一方で「家族や友人は無事でしたが、福岡のみんなのことを思うと心配です」と表情を曇らせていた。

 104期2年間のレッスンに臨み、2018年春の初舞台を目指す。

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