マッハ文朱の長女 大役射止め躍動

宝塚歌劇団星組新人公演「ガイズ&ドールズ」で初主演した瀬央ゆりあ(右)と綺咲愛里=宝塚大劇場
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 宝塚歌劇団星組新人公演「ガイズ&ドールズが8日、兵庫県宝塚市の宝塚大劇場で行われ、瀬央(せお)ゆりあが初主演を果たした。また元女子プロレスラーでタレントのマッハ文朱(56)の長女の桃堂純(とうどう・じゅん)がギャング役で、プロ野球の中日などで活躍した故大豊泰昭さんの長女・ひろ香祐(ひろか・ゆう)がギャンブラー役で舞台を引き締めた。

 大役を射止めた桃堂は、初舞台から5年目。端正な顔立ちで、身長175センチと、母親譲りの長身で、役名のビッグ・ジュールにもピッタリの舞台映えする容姿。熊のぬいぐるみを片手に、強面でありながらコミカルな難役に挑んだ。初の大役にも、臆することなく。観客からも大きな拍手を浴びていた。客席からはマッハも舞台に熱い視線を送っていた。

 主演の瀬央は初舞台から7年目で、ラストチャンスで主役の座に。1本物の大作のため、新人公演バージョンとして作られた。「本公演にはない銀橋を渡りながら一人で歌うシーンがあり…気持ちよかったです!」と笑顔。トップスターの北翔海莉からは「お祭りだと思って楽しんでおいで」と送り出された。そんな言葉に余裕が生まれたのか、丁寧な演技で、初主演とは思えない堂々とした舞台となった。

 ヒロイン役の綺咲愛里(きさき・あいり)とはコミュニケーションも長く取った。その結果、「頭ポンポンとか、顎クイッとか、最近の流行を入れた“萌ポイント”をいろいろ考えたんです」とオリジナリティも見せた。「その部分に関しては100点です」と胸を張っていた。

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