【夏のボーナス】支給予想額は55万円、理想と25万円の差 賞与の少なさは転職きっかけにも

 株式会社マイナビはこのほど、20~59歳の正社員1万8464人、企業側823人を対象に「2026年夏ボーナスに関する調査」を実施、結果を公表した。

 昨夏に支給された賞与について尋ねたところ、平均額は54.4万円、2026年の支給額予想は平均55.2万円、自身の仕事に見合う理想の賞与額は平均80.2万円だった。賞与予想額と理想額の差は25.0万円。年代が上がるにつれて賞与額も上昇する傾向が見られるが、いずれの年代でも予想額と理想額とのギャップが見られた。

 「賞与が少ないことがきっかけで転職を考えたことがあるか」を尋ねたところ、42.9%が「ある」と回答。そのうち58.2%が実際に転職し、転職のきっかけとなった際の賞与額は平均29.5万円だった。一方、「賞与が予想より高かった」ことで転職を思いとどまった経験がある人は16.8%だった。

 昨夏の賞与額の納得感については、51.0%が「納得している」と回答。年代別では、20代が61.3%と比較的高い一方、年代が上がるにつれて納得感が低下する傾向が見られた。また、「賞与額に納得している人」のうち、金額に関するフィードバックのあった割合は61.0%だったのに対し、「納得していない人」では27.3%にとどまった。賞与の水準そのものだけでなく、支給額に対する説明や評価の共有といったコミュニケーション、フィードバックの有無が賞与額の納得感に一定の影響を与えている可能性が考えられる。

 企業の担当者に賞与に関するフィードバックの実施状況を尋ねたところ、「重要視されており、ルール化されている」は40.0%で、「重要視されているが個人の裁量に任されている」が36.7%だった。賞与に関する説明の重要性は広く認識されているものの、実際の取り組み状況には差があると言える。

 調査担当者は「企業側は、賞与額の調整が難しい場合でも、説明機会の充実やフィードバックを工夫することで、従業員の納得感や定着に寄与できる可能性があると考えられます」とまとめている。

(よろず~ニュース調査班)

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