国民・榛葉幹事長 衆院選は混沌!?「もうひと山ふた山ある」「野党第1党に特大ブーメラン」
国民民主党の榛葉賀津也幹事長(58)が28日、衆院選(2月8日投開票)兵庫3区(神戸市須磨区、垂水区)に立候補した同党前職の向山(むこやま)好一氏(68)応援のため神戸市に入った。
同市の垂水駅前で記者団の取材に応じた榛葉氏は、高市早苗首相(64)の政策を一定評価しつつも、衆院解散を批判している点について問われ「批判的というか…われわれはきちっと政策実現したい。われわれは補正予算賛成して、予算を年度内に通すって国民と約束したんだから。それに国民は期待してくれた。高市さんの政策方針にも、多くの国民は期待をしているし、われわれも全面的に応援しましたよ。一緒に暫定税率、103万円の壁を壊したんだから。ただ、肝心な軽油の暫定税率の廃止であるとか、(自動車税)環境性能割の廃止、実現できなくなっちゃうんだよね」と答えた。
高市首相が、食料品の消費税率ゼロを打ち出したことについて「秋の税制改正では、一切議論していない。来年度予算にも入っていない。これ、どうするのか。ちょっとポピュリズムに走っている感も否めないね」と強調した。
榛葉氏は「野党第1党が食料品の消費税ゼロを打ち出したから。そのカウンターかもしれないけれども、結局インボイスは残るし、飲食店はたまんないな。お総菜は0%で、お店で食べたら10%になる。そういったものを、もう少ししっかり議論して…この間もテレビ番組で各党との党首討論を見たけど、全然詰まってなかったね。食料品0%も本気でやるようになったら、税制改正の議論をして、予算を組み直さなきゃいけない。法案を通さなきゃいけないから、少なくとも1年以上、1年半はかかる。だから、耳触りのいいこと言うんじゃなくて、約束したことをきっちりやってほしかった」と疑問視した。
選挙戦の手応えを問われた榛葉氏は「各党苦しんでるんじゃないの?高市さんも高支持率でスタートしたけど、解散したらやっぱり下がってきたね。慌てて消費税(食料品消費税率ゼロ)を言ったけど、ニンジンをぶら下げても『本当にこれ、食べられるのかい?』って。やるったって、できるのは1年半後だからね。国民はバカじゃないから。ネットでもどんどん広がる」と、高市首相の“焦り”を指摘する。
中道改革連合の野田佳彦共同代表(68)と、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側の関係者の会合とされる写真が一部で報じられたことなどを意識したのか「野党第1党もいろいろ出てきたね。特大ブーメランも含めて。これ、本当に混沌(こんとん)とした選挙で、選挙中にどんどんテーマが変わるね。まだひと山ふた山あるんじゃないですか?」と予測した。
公示日は宮崎、福岡、長崎各県を遊説した榛葉氏は「国民民主党、いつも選挙中にグッと伸びてくる。すごい期待されている。今まで与党を応援してた、公明党さんを応援してた、立憲民主党さん応援してた方々が、動いたじゃないですか、政治の枠組みが。一番ブレてないのは国民民主党だって、多くの方が声をかけていただいて、うれしかったね」と反応を振り返った。
榛葉氏は「だって、半年前に参議院選挙やって、石破さんだったんですよ。自公連立政権だった。この半年で総理は替わる、連立を替える。野党第1党はなくなっちゃう。既存の政党で、きっちりブレずにやっているのは、国民民主党だけ。自画自賛しているんじゃなくて、事実だからね。ブレずにやっていきたい。われわれは政策実現の実績があるから、それをやり切るだけです」と姿勢を明確にした。
(よろず~ニュース・杉田 康人)
