「M-1」10年以上続いた“3位の呪い”打ち破った!真空ジェシカが5年連続決勝 連続記録も史上2位に
漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2025」準決勝が4日、東京・NEW PIER HALLで行われ、決勝に進出する9組が決定した。昨年3位の真空ジェシカは5年連続の決勝進出を決めた。実は前年3位のコンビが敗者復活戦をはさむことなく決勝進出したのは、大会が復活した2015年以降では初めてという隠れた快挙となった。
真空ジェシカは2021年に決勝に初進出。24年に初めて最終決戦まで進み3位となった。優勝の令和ロマン、準優勝のバッテリィズが不参加の今大会は優勝候補最有力とされていた。一方で、3位になったコンビは翌年なぜか決勝に進めないというジンクスもあった。
2015~23年の3位コンビは順に、ジャルジャル、スーパーマラドーナ、ミキ、ジャルジャル、ぺこぱ、見取り図、インディアンス(現・ちょんまげラーメン)、ロングコートダディ、さや香。延べ9組の翌年の結果を見ると、「不参加」が2組、「予選敗退」が5組、「敗者復活戦で決勝進出」が2組と、ストレートで決勝に進んだ組は1組もいない。一方で、同期間に準優勝したコンビの翌年の結果を見ると、延べ9組中5組がストレートで決勝進出しており、顕著な傾向は見られないため、かえって“3位の呪い”が際立っていた。
しかし、準決勝で真空ジェシカの2人が見せたのは、会場を爆笑の渦に巻き込む圧巻の4分間。前年3位のコンビが準決勝を突破して決勝進出した例は、2009年のナイツまで遡る必要がある、長年続いた“3位の呪い”を見事に打ち破った。また、敗者復活戦をはさむことなく5年連続決勝進出は、笑い飯の9年連続に次ぐ史上2組目の大記録となった。
史上最多1万1521組がエントリーした今大会。決勝・敗者復活戦は21日にテレビ朝日系で生放送される。決勝に進出する9組は以下の通り。(順不同)
真空ジェシカ(5年連続5回目)
ヤーレンズ(3年連続3回目)
エバース(2年連続2回目)
ママタルト(2年連続2回目)
ヨネダ2000(3年ぶり2回目)
ドンデコルテ(初)
豪快キャプテン(初)
めぞん(初)
たくろう(初)
(よろず~ニュース編集部)
