堀江貴文氏が総裁選に見解「ネット民の高市早苗人気が謎に大きい」「右寄りで連立難航…早期の総裁選も」

 実業家の“ホリエモン”こと堀江貴文氏が4日、自身のYouTubeを更新し、高市早苗前経済安全保障担当相(64)が決選投票で小泉進次郎農相(44)を破って第29代総裁に選出されたことについて見解を語った。

 堀江氏は、高市氏が決選投票で勝利した経緯について「議員票は最初の5人の投票では小泉さんの方が圧勝していたわけですけど、都道府県の党員票が高市さんのほうが圧勝していたということで、(決選投票では)議員票もそちら(高市氏)の方に入れようという心理が働いたとも言われております。唯一、自民党の派閥として残っている麻生派は『党員票の多い方に入れる』と事前から明言していたということで高市さんに入れるだろうということで、麻生派の票の塊が大きかったのではないかと思います」と解説した。

 高市氏が総裁になったことで、今後、少数与党の自民党にとって新たな野党との連立の可能性はどうなるのか。

 堀江氏は「小泉さんであれば維新の会に近く、公明党との関係も悪くないので、自公連立は強固になり、維新の会も連立与党になる可能性は非常に高かったと思いますが、高市さんは自民党の中でも一番右寄りの方だというふうにパブリックには認識されていますので、維新の会は連立を組みづらい。そうなってくると、参政党ぐらいしか組むところがないですが、参政党は議席的に足りないので、なかなか連立の組み方が難しくなってくる」と懸念した。

 それでも高市氏が選出された背景について、堀江氏は「ここで自民党が割れて、維新や立憲(民主党)とかとくっついたとて、参政党や国民民主党の勢いに勝てるかというとなかなか難しいところがあると思いますので、(高市氏は)右寄りなので組みづらい政党が多いだろうなというところと、(一方で)自民党の勢いとしては日本保守党とか参政党に流れた票が回復できるんじゃないかという思いがもしかしてあるのではないか」とも指摘した。

 その上で、堀江氏は「ネット中継を見ているとネット民の高市早苗人気が謎に大きい。なんでこんなに大きいのかよく分からないんだけど、僕からすると…。『経済政策的にも高市さんが首相になった方がいい』みたいに言っている人たちがいて、それも僕はよく分からないんだけど…。高齢者の医療費とか、そういった社会保障制度を改革しないと財政は厳しくなっているので、そこに国債をバンバン発行して財政拡大していくみたいな感じになっていくと思いますので、僕はどっちかというとネガティブかなと思っているんですが…」と懸念した。

 最後に、堀江氏は「(今月の臨時国会で)野党が結集することがない限り、(高市氏は)なんとか総理にはなれるけども、なかなか予算とかを通すのは難しい状況が続いていく。そのまま3年間やるのでしょうか。これは内閣支持率次第だと思いますけど、また、もしかしたら早期に総裁選があるかもしれません」とも予測した。

(よろず~ニュース編集部)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サブカル系最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス