ボクシング2階級制覇の世界王者が死去、46歳 現役時代からうつ病公表、自宅で発見 英出身

 イギリス出身の元プロボクサー、リッキー・ハットン氏が死去した。46歳だった。スーパーライト級とウェルター級の2階級で世界チャンピオンに輝いたハットンが14日、英マンチェスターにある自宅で亡くなっているのが発見された。

 BBCのボクシングコメンテーターであるスティーブ・バンスによると、ハットンは12日に予定されていたジムでの練習に姿を見せず、翌日にボルトンで行われるはずだった試合にも来なかったため、その健康状態が心配されていたという。

 通報を受けた警察が14日午前6時45分頃に遺体を発見したというが、不審な点はなかったとされている。

 ハットンはその15年間のキャリアの中、48試合中45試合で勝利、コンスタンチン・チューとホセ・ルイス・カスティージョから世界王者の座を奪った。

 うつ病を患っていることを公言していたハットンは2021年、ビチェスラフ・センチェンコ戦での敗北を最後に現役を引退したが、2022年にはマルコ・アントニオ・バレラとのエキシビションマッチでリングに復帰、今年の12月にはドバイでのエイサー・アル・ダーとの試合が予定されていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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