へずまりゅう氏 奈良市議選当選確実!“3度目の正直"で議員に 出馬55人中最年少
任期満了に伴う奈良市議選(定数39)が20日、投開票され、無所属で出馬した動画配信業のへずまりゅう氏(34)の当選が確実となった。
現行定数で、過去最多の55人が立候補する大混戦。最年少で当選ラインを超えた。へずま氏は2021年の参院山口選挙区補選、23年の東京都豊島区議選に挑戦。24年7月の東京都知事選は告示直前に出馬を取りやめたが“3度目の正直”で議員の座を射止めた。
24年7月に、中国人とみられる人物が奈良公園の鹿を蹴る動画がネットで炎上。それを見たことが、奈良で政界を志したきっかけだと振り返る。当初は東京から奈良まで通い、25年1月からは奈良市に移住。朝8時から夕方5時まで、同公園内の鹿を警護する活動を続けてきた。「1年間、奈良公園の鹿さんを守る活動をやっておりますので、引き続き鹿をお守りしていきたいと思っています。誰よりも外国人問題について、取り上げていきたい。候補者の皆さんを見たが、外国人問題について取り扱っている方がいない。古き良き奈良の景観を大事にしつつ、守っていきたい」と、奈良公園の鹿をきっかけに外国人問題を争点にした。
「メガソーラー、水源地、反対。中国人に土地を買わせない。昨年、山下(真)県知事が奈良県民の血税2億7000万円を使って、奈良公園でK-POP公演を奈良公園で考えていました。それに対して誰よりも早く取り上げて、2億4000万円浮かして3000万円で、場所がホールに変わりました。そういう実績も、持っております」などと選挙カーで訴えた。若年層の知名度、SNSの拡散力は群を抜き、多くのボランティアスタッフも集まった。駅立ちなども積極的に行い、あらゆる世代に名前が浸透。元・迷惑系YouTuberの悪名は薄れていった。
へずま氏は「元迷惑系YouTuberですけれど、信用してください。過去やってきた行いっていうのは消えることじゃないけど、口だけじゃないと思いましたので、この1年間頑張らせてもらいました。誰よりも皆さんの側にいて、会える政治家としてこれから相談に乗ります。その相談も議会で取り上げる。SNSで発信していく」と“会いにいける政治家”を目指した。
「本気で選挙活動をやらせていただいている。トップ当選すると思っています。絶対行きます」。“生まれ変わった”へずま氏を、奈良市民は市民の代表として選んだ。
(よろず~ニュース・杉田 康人)
