年収&年齢…相手に望む理想と現実のギャップ 既婚者と未婚者のリアルな結婚観調査
一般財団法人・全日本情報学習振興協会がこのほど、18~59歳の既婚男女と未婚男女を対象に、「既婚者と未婚者の結婚観」に関する調査を実施、結果を公開した。「PRIZMAリサーチ」によるインターネット調査で2047人が回答。既婚者1036人、未婚者1011人だった。
調査によると、未婚女性に「相手の男性に望む年収」を、既婚女性に「夫の年収」について質問した結果、「500万円以上」の年収を希望した未婚女性は57.3%だったが、夫の収入が「500万円以上」の既婚女性は50.5%という結果に。約7%が希望より低い年収の男性と結婚しているという“ギャップ”が現れた。
既婚女性に「結婚後幸せに過ごせているか」を問うと、「幸せ一杯、すごくハッピー(39.3%)」と「幸せ、普通にハッピー(43.0%)」で82.3%となり、大半の既婚者は結婚生活において幸せを感じている結果となった。
年収と幸福度について、夫の収入が「200万円以上~500万円未満」の既婚女性は、80.9%が「幸せ」と回答。夫の年収が「500万円以上」でも「幸せ」と回答した人は81.8%で、ほとんど差がなかった。収入が高い男性との結婚が必ずしも幸せに直結するわけではないようだ。
結婚相手との年齢差と幸福度では、夫が年下と回答した女性の83.1%が「幸せいっぱい」または「普通にハッピー」と回答。夫が年上であると回答した女性の77.9%を上回った。男性でも妻が年下と回答した方が上回り、男女とも結婚相手が年下の方が幸福度が高い傾向にあると言える。
調査結果を受け、「理想と現実の間にギャップがあるのは自然なことですが、それに柔軟に適応し、お互いに支え合える関係が築かれていることで、結婚生活の中での幸せが実現しているのかもしれません」と分析している。
(よろず~調査班【ライフ】)
