東京都知事選・石丸伸二氏「腑抜けたインタビューをしているんじゃないよ」“石丸節”さく裂
東京都知事選が7日、投開票され、現職の小池百合子都知事(71)の当選が確実に。無所属で立候補した広島県安芸高田前市長の石丸伸二氏(41)は都内の事務所で共同会見を開催し、報道陣の質問に対して“石丸節”を披露した。
敗戦後の第一声では「私のチームは本当に全力を尽くせたなと感じます。胸を張ってやりきったと言い切れます。本当にありがとうございました。また結果においては都民の総意が現れた、私からなにも言うことはありません」と支持者やスタッフに対して感謝の意を述べた。共同会見が始まり、敗因について質問されると一変して「マスメディアが当初扱わなかったから。そういうこと」と切れ味鋭い返答で支持者の拍手を誘った。
その後も新党結成や国政進出の可能性について尋ねられると「そりゃ可能性はあるんじゃないですか。明日太陽が爆発する可能性もあるわけなので」と返答。ここから支持者の期待をどうやって維持するかに関しては「何よりも願うのは国民の目として耳としてマスメディアが奮起してくれることだけ」と持論を述べつつ「都知事選で多くの期待はいただいたが、それ以上のことはまだ提示していない」と話した。
他候補の選挙ポスター売買戦略には「コンプライアンスとは、法令等遵守。あくまで“等”。法令を遵守するのは当たり前で、その背景にある趣旨を踏まえるのがコンプライアンス。今回のポスターは本質をたがえていると思う。ルールで許されているからと言って、それ以外の用途で使うのはコンプラに反している」と自説を述べた。自身も活用した切り抜き動画等のSNS戦略については「時代がそう変わってきたということ。むしろマスメディアがどの口で言うんだ、と」と苦笑い。「なんでYouTubeがダメで自分は良いのか。やっていることは同じ情報ビジネスですよね、何が違うんですか?」と切り返した。
会見後に各社インタビューが始まり、何社かの取材を終えると「ニコニコ動画の質問が一番まともでした。こちらがこれだけ真面目にやっているのに、腑抜けたインタビューをしているんじゃないよ。放映権を持っているなら責任感を持ちましょうよ」と呼びかけていた。
(よろず~ニュース編集部)