「ダイヤのA」最終回、作者が経緯告白「週刊連載でのダイヤのAはここで区切ることにした」

 人気漫画「ダイヤのA act2」が、26日発売の「週刊少年マガジン」48号で最終回を迎えた。作者の寺嶋裕二氏は「ダイヤのA」公式ツイッターで、連載終了の経緯をつづった。

 寺嶋氏は「今日発売のマガジンに特集と巻頭カラーで最終話載っています。色んな思いがありますが、これまでダイヤのAを読んでくれた読者の皆さんありがとうございました。同じプロの方々から頂いたコメントも感激しつつ、しっかり胸に刻みました」と感謝を述べた。最終回を迎えた26日の深夜からツイッターで「ダイヤのA」がトレンド入りするなど、さまざまな声が寄せられた。同漫画のファンで、20年に作者と対談したソフトバンク・千賀滉大投手はツイッターで「ありがとうございました!」と感謝をつづった。

 連載終了の経緯については「体力的に週刊ペースで原稿があがらなくなってきた事。納得いかない絵が増えてきた事。取材に行く時間を取れなくなった事。他にも理由はいくらでもありますが、何より自分自身が元気のない沢村を見たくなかったし、無理して話を進め、みんなの進路や人生を雑には決めたくなかった」と説明。「なので週刊連載でのダイヤのAはここで区切ることにしました。最後までわがままを聞いてくれた担当さん、編集部の皆さんには感謝しかありません。とりあえず、東東京の決勝、コミックス作業を終わらせて、これからのことはゆっくり考えます。最後にバカでギラギラした沢村が描けて嬉しかった泣」と結んだ。

 同誌の関係者は、よろず~ニュースの取材に「多くの読者から『最後のシーンで涙しました』という声が寄せられました」と語った。

 「ダイヤのA」は2006年の同誌24号から15年7号まで第1部が連載され、単行本は全47巻。第2部にあたる「ダイヤのA act2」は15年38号に連載がスタートした。高校野球を題材に、主人公の沢村栄純が青道高校のチームメートとともに、ライバルとの試合を経て成長していく物語。これまで3回テレビアニメシリーズが放映、舞台化作品も上演された。

(よろず~ニュース編集部)

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