「ラブひな」「魔法先生ネギま!」赤松健氏 現役漫画家から史上初国会議員「日本は変わる」 

 第26回参院選は10日に投票、即日開票された。「ラブひな」「魔法先生ネギま!」などで知られる新人で漫画家の赤松健氏(54)は、自民党公認の比例代表で出馬し、当選確実となった。

 午後8時過ぎにNHKで当確が打たれた。漫画家からの国政進出は史上初。秋葉原の会場からユーチューブで生配信を行った赤松氏は「漫画家初の国会議員が誕生する。日本は変わりますよ。日本のマンガ、アニメ、ゲームは世界で非常に支持されている。クリエイターの立場としても、平和的な外交を進め、産業としても育てたい。これは表現の自由が保証されているからです。今後も守っていきたい」と決意を述べた。

 赤松氏は「表現の自由」「著作権法の整備」「海賊版対策」を3本柱に掲げ立候補。「国会議員の立場で強力に推し進めていきたい」と意気込んだ。「マンガを使って国会で何が行われているか、ツイッターで紹介したい。楽しくて皆が参加できる政治を目指したい」「マンガ外交、アニメ友好を行いたい。クリエイターとして海外で知名度が高いのを利用して、マンガアニメの素晴らしさを伝えていきたい」などとも語った。

 赤松氏は「表現の自由を守る」などを掲げ立候補。自身の作品のキャラクターを配した“痛車選挙カー”で全国をめぐり、一本木蛮ら漫画家仲間の応援演説、描き下ろしアニメのネット公開などで支持を呼びかけた。選挙期間中にはインボイス制度への反対を明確に打ち出した。「有権者の期待を裏切らないように、心してやりたい」と表情を引き締めた。

(よろず~ニュース編集部)

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