「保留中、私の鼻歌聞こえていた!?」元コールセンター職員が指摘 “黒歴史”嘆き節の嵐

 作家の大島薫氏が25日、「元コールセンタースタッフから全お客さまに伝えたいこと」とつづり、自身のツイッターに漫画を投稿。会社によっては、コールセンター側が保留状態でも、利用側の音が届いている場合があることが明かされ、多くの利用者が「知らなかった」「恥ずかしい・・・」などと“黒歴史”発覚を嘆く声が寄せられた。

 漫画は、大島氏が約10年前まで勤務していた、通信関係のコールセンターでの経験を元に描いた。電話を保留状態にした際、勤務先によっては利用側の音が聞こえる規定になっており「まったく、コールセンターってのはどうしてこうも長々待たせるのかしら」「あ、お洗濯物取り込まないと・・・」「パパオナラしたでしょ!」などが筒抜け状態だったという。鼻歌、独り言、愚痴などのプライベートな会話は“コールセンターあるある”だった。

 ツイッターには「保留BGMで鼻歌してたのも聞こえてた・・・?」「何度もぶつぶつ独り言を繰り返しているのも聞こえていたの!?」などの反応が寄せられた。大島氏は「ちょっとかわいいエピソードのある人から、『もしかして、俺が保留中にずっとソーラン節を踊っていたのも聞かれていた・・・?』という保留待ち自由形選手さんまで、何人もの方がご自分の黒歴史をつぶやかれて阿鼻叫喚しているので、大変面白く拝見させていただきました」と語った。

 ただし、これらのケースは決して多くはなかったという。「自分で答えられない問題のときは、保留にした後、上司に確認に行くのでインカムは外しますし、大体のお客さまは無言のことが多いです。ただ、場合によって手元のマニュアルで対応できるときに、その場でインカムを付けたままでいると、こういう“事故”が起こることがあります」と説明した。また、大島氏は他のコールセンターでの勤務経験を踏まえ、「電話中は聞こえないけど、後から録音を聞くと保留中の声が聞こえる」「電話しているオペレーター本人には聞こえないけど、第三者がモニタリングすると保留中の音も聞こえる」などのケースもあった。

 コールセンターを「利用する側」に立った現在。数日前、おなじみの保留音「愛の挨拶」が耳に入り、つい鼻歌を歌いそうになった。「そういえば、これ聞かれてるんだった・・・!」と当時の記憶が急激によみがえった。「一般の方はこの事実を知らない人も多いのではと思い、漫画を描くことにつながりました」と明かした。

 27日現在でのリツイート数は4万3000を超え、「いいね」数も8万9000以上の大反響。自身が想像した以上に鼻歌を歌う人が多いことを知り、驚いている。「まだまだたくさんの方々の奇行や独り言を聞き逃していたのかなぁと思い、いまからすればもっといろいろな面白エピソードが増えたかもなと、ちょっと邪(よこしま)なことを考えています。良くないですね」とジョークを交えた。

(よろず~ニュース・松田 和城)

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