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「Wの悲劇」夏樹静子さん死去、77歳

夏樹静子さん
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 「蒸発」「Wの悲劇」などの推理小説で知られる作家の夏樹静子(なつき・しずこ、本名出光静子=いでみつ・しずこ)さんが19日午前3時10分、急性心不全のため福岡市の病院で死去した。77歳。東京都出身。自宅は同市南区大池2の6の1。葬儀・告別式は25日正午から福岡市中央区古小烏町70の1、ユウベル積善社福岡斎場で。喪主は夫芳秀(よしひで)氏。

 1938年東京生まれ。慶応大在学中から執筆活動を始め、NHKテレビ「私だけが知っている」のシナリオを手掛けたが、結婚を機に福岡市に移る。長女を出産した感動を形にしようと、いったんやめていた創作を再開。73年に「蒸発」で日本推理作家協会賞を受賞した。

 実業家一族に起こった殺人事件を描いた「Wの悲劇」はベストセラーとなり、薬師丸ひろ子主演で映画化。「検事霞夕子」「弁護士朝吹里矢子」のシリーズがテレビドラマになるなど、人気作家の地位を築いた。

 93年に心因性の激しい腰痛に襲われて断筆。潜在意識と向き合う療法で劇的に回復した。闘病体験を「椅子がこわい」などに記した。

 司法制度への造詣が深く、長編「量刑」や、裁判員裁判を題材にした「てのひらのメモ」などを残した。

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