山田洋次監督 重い重い錨のような俳優

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 俳優の三国連太郎さんが呼吸不全で14日に亡くなったことを受け、映画「釣りバカ日誌」の脚本を執筆した山田洋次監督(81)が15日、追悼の談話を寄せた。

 山田監督は「1本の作品にワンカット出演するだけで、その作品全体がぐっと安定する、三国連太郎さんはそんな錨(いかり)のような、重い重い錨のような俳優でした」と三国さん存在感を表現した。「1本の作品だけでなく、戦後の長い歴史の中で、錨のように日本映画を支え続けたこの人の功績の大きさははかりしれません。三国さんをもう見ることができない、あの大きなどっしりした身体、彫りの深い顔、そして魅力的なバリトンの声が再び聞けないことを、心から淋しく、悲しく思います。」と故人を悼んだ。

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