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サプライズで祝ってもらった古希誕生会

 「お父っつぁんが、そうして何をしても褒めるもんだから、こんなのが出来上がっちゃったんじゃないか」

 今月1日、私の70回目の誕生日。事務所のみんながサプライズで祝ってくれました。夕食に誘われたお店に入ると突然、「パァーン」と音が。何が起きたのかわからず驚き、ようやく我に返って見渡すと、事務所のみんなに交じってクラッカーを手にした春猿さんに月乃助さん、そして貫地谷しほりさんの姿!

 この日のために社長とマネジャーが私に気づかれないよう、数カ月も前から密かに計画を進めてくれていたんです。見事に驚かされました。しほりさんとは、この夏の舞台でご一緒して以来の仲。この歳になって、20代の“お友達”ができたのは本当に嬉しい!

 でも…、お会いしていても何の素振りも見せなかったり、前日電話で話をしたりしていた人ばかり。みんな嘘つき!

 ハンカチ持っていてよかったわ。感謝しかありません。古希を迎えて、これからは少し大人しくなろうと思っていた矢先でしたが…、無理ですね。アドレナリン大放出です(笑)。

 私は父(十七世中村勘三郎)にとにかく褒められて育ちました。その褒め方たるや尋常ではなく、恥ずかしくてたまらないほど。ですから、「こんなのが出来上がっちゃった」んです。あ、でもこの言葉、いまお稽古中のお芝居のセリフなんです。歌舞伎作者の河竹黙阿弥の長女・糸女さんの物語なのですが、歌舞伎役者の長女である私とどこかダブってしまう。

 新作『糸桜』は、私はじめ、新派入団第一作となる月乃助さん、可愛らしい大和悠河さん、さらには新派劇団員一人ひとりにまでぴったりな、とても素晴らしいお話になってます。お芝居って、意識しなくても自分自身が出てしまうものですが、自分と近い役ほどお稽古が終わるとどっとくたびれます。きっとすべてを曝け出してやっているから。素敵な台本を書いてくださった作者、齋藤雅文さんの愛を感じながら、連日のお稽古に励んでいます。

 年明けは是非、三越劇場へお運びくださいませ。お待ち申し上げております。波乃久里子でございました。

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