井上尚弥 「中谷潤人という選手を高く評価しているため」12月フェザー級計画取り止めを正式発表
ボクシング4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥が10日、都内で記者会見に出席した。次戦の世界戦として、9月14日に愛知・IGアリーナでWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフと対戦することが正式に発表された。
尚弥は「自分の中でもキャリア最大の強敵と思う。今回は判定決着でもいいんじゃないかと思っている」と勝利に徹する考えを示した。
今年3戦目となるが、順調なら12月にサウジアラビアでの世界戦を予定している。当初は、1階級上となるWBA世界フェザー級王者ニック・ボール(英国)と対戦した上で、来春には再びスーパーバンタム級に落として現WBC&IBF世界バンタム級統一王者・中谷潤人とドリームマッチを行うプランもあったが、軌道修正。12月もスーパーバンタム級で戦う方向で、対戦相手としてWBA1位のアラン・ピカソが候補に挙がっている。
階級を行き来するプランから軌道修正した理由として、「中谷潤人という選手を高く評価しているため、しっかりとスーパーバンタム級で戦って、そこに照準を合わせて戦っていきたいと思ったからです」とした。大橋ジムの大橋秀行会長も「(階級の上げ下げは)現実的ではないので、そこは自分が止めました」と明かした。
