ボクシング・スーパーバンタム級世界4団体統一王者の井上尚弥が、6日、都内での会見に出席し、次戦を5月6日、東京ドームで、ルイス・ネリ(メキシコ)と4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチとして行うと発表した。
ネリというと2018年3月、日本ボクシング界が誇る名選手、山中慎介との試合で体重超過をおかし、当日計量の条件をクリアしての試合で山中をKOしたことで知られる。前日計量の時点で約1.3キロ超過しており、体へのダメージが対等ではない条件で試合に臨んだこと、またこの試合限りで山中が引退したことから、日本のボクシングファンにとって因縁深い相手だ。
井上は、その試合を観戦していたことも振り返った上で、「今回の戦いに関しては自分対ネリ、ということで」「過去の因縁は自分の中で持ち込まないように戦いたい」と冷静に語った。
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