樹木希林さん死去…全身がん公表から5年、全てを受け入れてきた個性派女優

個性派女優として知られ、数々の賞を獲得してきた樹木希林さんが死去しました。13年には全身がんを公表するなど体調に問題を抱えながらも、全てを受け入れて、ユーモアたっぷりの生き方を貫き通しました。

公開日:2018.9.17

2013年9月、晴れ舞台で衝撃告白

2013年3月9日デイリースポーツ紙面

 「第36回日本アカデミー賞」授賞式が8日、都内で行われ、女優・樹木希林(70)が「わが母の記」で最優秀主演女優賞を獲得した。

樹木希林、さらりと全身がん告白

 同賞を獲得した女優は翌年の授賞式で司会を務めることになっているが、壇上で樹木は「冗談じゃなく、全身がんなので、来年の仕事は約束できないんですよ」と発言し会場を驚かせた。

樹木希林、さらりと全身がん告白

 樹木は、授賞式後にあらためて「医者が2軒そう(がんだと)いうんだから間違いない。検査するとすぐ(がんが)見つかるからいやなのよ」と真実であることを明かした。

樹木希林、さらりと全身がん告白

 2004年に乳がんを患い、05年に切除手術を受けた。その後再発し、全身のさまざまな場所に転移したという。

樹木希林、さらりと全身がん告白
樹木希林「全身がん」告白の真意明かす

 女優・樹木希林(70)が30日、大阪市内で公開中の出演映画「約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」の舞台あいさつに登場した。

樹木希林「全身がん」告白の真意明かす

 「一度(乳がん手術で)切ってるから、その大変さが分かるし、がんとの向き合い方はいろいろある」

樹木希林「全身がん」告白の真意明かす

 「(告白によって)さらされることになりましたけど、こんな姿をみて、がんを患っている方々が少しでも元気になってくれればね」

樹木希林「全身がん」告白の真意明かす

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