【大場久美子 14】私は無実です。私は犯人じゃないわ!

 サスペンスドラマのようなタイトルから始まりました(笑)。

 アイドル時代は、撮影でよく外国に行くことも多かった。慣れない土地や国でのトラブルはよくあった。その中でも多かったのはイミグレーション、入国審査だ。

 「帰りのチケットを見せなさい。」と言われたのですが、マネージャーが持っていて先に出てしまった。即、スーツケースの中身と財布をチェックされる。大量の洋服(撮影用)と現金なしのカードのみ。それに帰りのチケットなしときたもんだ。

 よからぬことをやりに、稼ぎにきたなと疑われたらしく、別室に連れて行かれイミグレーションチェック3時間。英語が話せない私は通訳がついた。

 いくら説明しても分かってもらえず「私のどこがいけないのですか?それを教えてもらえれば直します!」と通訳してもらったら「この子は逆らうの?強制送還するわよ」とハンを押されそうになりました。はっ?

 私は、自分に非があるなら改めたいと言ったのだが、どうやら感覚の違いで「私のどこが悪いの?」と正当化だけで、悪態ついたように通訳されたようだ。日本のへりくだる感覚が伝わらなかったようなのだ。

 先だって55歳にして水着グラビアの撮影でグアムに行った際には、やはりイミグレーションで足止め、理由は「何しに入国?」に対して正直に写真撮影と答えた。ビジネスビザを持っていたので「どんなフォト?」グラビアですと答えた。通訳の人が、モデルですと補足してくれた言葉に火がついたのか、私の頭から足の先まで上から下に目線をおとし「オ~ノ~」の手ぶりをされた。

 背は低いしオバサンだし、この人がモデルで水着グラビアの撮影に来たの!?のノリでしたよ(笑)。

 ムッときた私はおもわず、たまたま持っていた発売されたばかりの水着グラビア雑誌を見せようかと思いましたが、思いとどまりました。

 だって雑誌は週刊誌で、私以外は大胆なヌードばかりのフォトがたくさん載っているんですもの(笑)また変なことをしに来たのではと疑われたらたまりませんからね(笑)。

 おかげさまで、またまたスタートでつまずいたもののグアムでのグラビアの撮影が無事に終わり、すてきな写真に仕上がりました。

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