来月100歳の大御所俳優、ジェームズ・ボンド役逃したことを明かす「私のイギリス訛りを聞いたことはあるか?」

 ディック・ヴァン・ダイク(99)は、ジェームズ・ボンド役になりかけたという。1970年代に初代ボンドのショーン・コネリーの後任として、実現間近までいったものの、出演作でも有名な酷いイギリス訛りによって機会を逃したそうだ。

 米ミズーリ州ウェストプレインズ生まれのディックは「トゥデイ」にこう明かす。「ジェームズ・ボンドになりかけたんだ」「(プロデューサーの)アルバート・ブロッコリが私に『ボンドを演じてみないか?』と声をかけてきた。こっちは『私のイギリス訛りを聞いたことはあるか?』と返したよ」。

 英国人スパイのボンドを演じることは素晴らしい経験になっただろうと話すディックだが、1964年の「メリー・ポピンズ」でロンドン東部のコックニー訛りを批判されたこともある自分には、同役は適していなかったと認めてもいた。

 来月100歳を迎えるディックだが、俳優として今後も活動を続けていく予定だそうで「演技は私の趣味であり、人生そのものだ。愛している。今まさに仕事を探しているところさ」と続けた。

 若い頃は俳優になるつもりは全くなかったそうで、以前ニューヨーク・マガジンに「私の人生は全て計画外。次々と訪れる機会にただ乗っただけ。素晴らしいことが次々に起こった。何も計画なんてしたことがない」「一つの仕事が次の仕事につながり、ただ働き続け、楽しんできた。私は芝居好きだ。何かが起きると生き返り、演じたい衝動に駆られる。他の仕事なら飢えていただろう。舞台に立つこと、それを経験できる者にとって、比類なきものだ。舞台に立てない人々を哀れに思うよ。本当に楽しいんだ!」と話していた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

海外スターバックナンバー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス