世界的バンドの初代ギタリスト死去 74歳 ロック界から続々と追悼の声

 KISSの初代ギタリストであるエース・フレーリーさんが16日、自宅で息を引き取った。74歳だった。9月にはスタジオでの軽い転倒により入院していたことがインスタグラムで報告されており、医師の指示によりツアーを一時中断し、カリフォルニア州ランカスターでの公演もキャンセルされていた。

 遺族はピープル誌に声明を発表し、「私たちは深い悲しみに包まれています。彼の最期の瞬間に、愛と祈りに満ちた言葉で囲むことができたことは幸運でした。彼の笑い声、優しさ、そして人々に与えた力を讃え、彼の偉大な人生の功績を振り返ると、その喪失の大きさは計り知れません。エースの記憶は永遠に生き続けるでしょう」と語った。

 エースさん(本名ポール・フレーリー)は、1973年のKISS結成時から1982年までバンドに在籍。その後、自身のバンド、フレーリーズ・コメットを結成し、ソロアーティストとしても成功を収めた。近年は新作アルバムの制作に取り組んでいた。

 エースさんの訃報を受けて、ロック界から故人を偲ぶ言葉が多く寄せられており、KISSのジーン・シモンズとポール・スタンレーは、エースさんを「KISSの礎を築いた、かけがえのないロック戦士」と称え、「彼は常にKISSの一部であり続ける」と追悼。またポイズンのブレット・マイケルズはエースさんを「兄弟」と呼び、共演の思い出と敬意を込めたメッセージを投稿。レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロは自身の「最初のギターヒーロー」と讃えた。

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