神経疾患で闘病続ける人気歌手、体調不良で音楽コンテスト出演を断念していた

 歌手のセリーヌ・ディオンが、5月にスイス・バーゼルで開催されたユーロビジョン・ソング・コンテストへのサプライズ出演を辞退せざるを得なかったと報じられている。1988年にスイス代表として同コンテストで優勝したセリーヌは、当時の楽曲『Ne Partez Pas Sans Moi(私をおいて旅立たないで)』を披露する予定だった。

 仏紙ル・パリジャンによると、セリーヌはイベントのためにバーゼルに滞在していたが、体調不良のためステージに立つことを断念したという。

 出演は事前に公表されていなかったものの、司会者グラハム・ノートンが生放送中にセリーヌの登場の可能性に言及したことで、憶測が広がっていた。

 セリーヌは2022年12月、重度の筋肉のけいれんや硬直を引き起こす神経疾患「スティッフ・パーソン症候群」と診断されており、現在も闘病生活を続けている。2023年に公開されたプライムビデオのドキュメンタリー『アイ・アム セリーヌ・ディオン~病との闘いの中で~』では、自身の健康状態について率直に語っている。

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