一世を風靡したティーン・アイドル死去 3月にステージ4のがんを公表

 1960年代後半から70年代初頭にかけてティーンの人気を集めた米歌手・俳優のボビー・シャーマンさんが、24日にカリフォルニア州の自宅で死去した。81歳だった。3月にステージ4のがんと診断されていた。

 俳優のジョン・ステイモスが追悼メッセージをインスタグラムに投稿。「元ティーンアイドルから、元ティーンアイドルへ。ボビー・シャーマン、安らかに眠ってください」「これは、彼の妻であり、私の友人であるブリジットより」と綴っている。

 ボビーは1964年、音楽番組『シンディグ!』でレギュラー歌手として注目を集めたほか、俳優としても1968年から放映されたドラマ『略奪された100人の花嫁』で三兄弟の末っ子ジェレミー役を演じ、人気を不動のものとした。

 歌手としては『リトル・ウーマン』『いとしのジュリー』『イージー・カム、イージー・ゴー』などが全米トップ10入りする成功を収めた。

 芸能界を離れた後は、ロサンゼルス市警の保安官補や救急救命士として活動。CPR(心肺蘇生法)や応急処置の指導にも尽力し、「静かで献身的なヒーロー」としての一面も持っていたという。

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