『ウォーキング・デッド』俳優 ステージ4の結腸がんに 財政状況悪く約4500万円のクラファン募る

 『ウォーキング・デッド』に出演していたエリック・ジェンセン(53)が、ステージ4の結腸がんと診断された。

 同作ののシーズン5でスティーブン・エドワーズ医師を演じたエリックが大手術を受けるため、30万ドル(約4500万円)を調達しようと、家族はクラウドファンディングサイトの「GoFundMe」に投稿している。

 「わずか1年半前に脳動脈瘤で奇跡的に回復しましたが、私たちの愛するエリック・ジェンセンがステージ4の結腸がんと診断されました」「がんは肝臓に転移していますが、エリックは若くて強く(化学療法中に映画を撮り、その間ずっと監督・脚本家としてフルタイムで働いています)、彼の主治医らによると、2度の大手術を行って腫瘍を縮小させ、すべてを摘出できる見込みがあるそうです。彼は信じられないほど回復力があり、強いサバイバーです。私たちは彼がこの苦難を乗り切りることに成功し、今後何年にもわたって素晴らしい仕事をし、彼のコミュニティをサポートし続けることができると信じています」「しかしエリックと彼の家族は命をかけた闘いに身を投じており、皆さんの支援を必要としています」

 妻で女優のジェシカ・ブランクとの間に13歳の娘サディがいるエリック、ハリウッドのストライキが続いていることで、危うい財政状況にあるそうで、投稿は「夫婦は、自分たちができる方法で世界をより良くすることを願うアートを作ることに人生を捧げてきました。彼らはフルタイムのフリーランスのアーティストで、長期的な商業活動が提供できるバックアップなしで生活しています」「エリックの動脈瘤、ダブルストライキ、そして今回の診断により、家族は非常に不安定な経済状況に置かれており、来年を乗り切り、がんと闘うための治療費を支払い、家を維持し、サディのためにある種の安定を保つため多くの援助を必要としています」「エリックはできるだけ多くの治療を受けたいと思っていますが、自己負担で、保険適用外の治療に莫大な医療費と、集中治療に伴うすべての追加出費を工面しなければなりません」「家族は過去23年間、全米映画俳優組合(SAG)や、時に全米脚本家組合を通じて健康保険に加入してきました。ストライキ、ストリーミングによる残金不足、そしてSAG保険の資格を得るために収益期間中に大手術から回復している可能性などのために、保険を失う深刻なリスクを負っています」と続いている。

 『ウォーキング・-』の出演者とスタッフの何人かは、この診断を受けてエリックに応援メッセージを送っている。また同ドラマのチーフコンテンツオフィサーのスコット・M・ギンプルは、募金活動へのリンクをXに投稿、こう綴っている。「『ウォーキング・デッド』でスティーブン・エドワーズ医師を演じたエリック・ジェンセンは、がんと診断されたばかりで、彼と家族にとっては非常に不安な時期です。もしよければ何か送ってあげてほしいと思っています」

 また、同ドラマに出演したジェフリー・ディーン・モーガンもこの投稿をシェアし「エリックと仕事をする機会は一度もなかった。まあ今のところね。彼が偉大な人物だと色々聞いただけだ。彼が何らかの助けを必要としていることを知っている。あらゆる種類のね」と語っている。

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