ベテラン歌姫 10・5億円脱税容疑で2度目の起訴 ツアーのギャラなどの申告を怠る

 歌手シャキーラが、脱税の罪で再度起訴された。2018年に「エル・ドラド」ワールドツアーのために前払いされた巨額のギャラなどの申告を怠り、670万ユーロ(約10.5億円)を脱税していたという。

 当時パートナーだった元スペイン代表サッカー選手ジェラール・ピケと2人の息子と共にバルセロナに住んでいたシャキーラ、海外での収益に対しスペインに納税する義務があったものの、「税金が安く、不透明」な国を拠点とする企業にその収入を流していたとされており、今年7月に始まった調査の詳細がようやく公開されたところだ。

 一方、今年11月に2012年から2014年の間にしたとされる合計1450万ユーロ(約22.8億円)に及ぶ6つの脱税の罪でバルセロナでの公判を控えているシャキーラ、同件が報じられた際、広報はこう声明を発表していた。「シャキーラは常に法律に協力し、従ってきました。個人、納税者として申し分のない行動を実証していますし、世界が認める権威ある税理士事務所プライスウォーターハウスクーパースの助言に忠実に従っています」「納税者との裁判では2回に1回敗訴しているスペインの税務省ですが、残念なことに彼女の権利を侵害し、更に根拠のないことを立件しています」「シャキーラは自身の無実が司法手続きの最後には証明されることに自信を持っています」

 そしてシャキーラ本人は今月スペイン版エル誌にこう話していた。「自分の訴訟を裏付ける十分な証拠を持っているし、最後には正義が私を勝利させるわ」

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