「ベイビー・トーク」女優が死去、71歳 トラボルタも追悼

 女優のカースティ・アレイさんが死去した。71歳だった。映画『ベイビー・トーク』やドラマ『チアーズ』で知られるカースティが、短いがんの闘病生活の末帰らぬ人となったことを5日、息子トゥルーさん(30)と娘リリーさん(28)がソーシャルメディアで発表した。

 子供たちは、カースティは最期は「家族に見守られる中、力強く闘い」、「私達に生きる事への終わりのない喜びと、この先に待つ冒険を確信させてくれた」と綴った上で、治療に当たった医療従事者に感謝の言葉を述べている。

 さらにカースティの「生きることへの関心と情熱」を称え、「子供達、孫たち、多くのペット達に向けた情熱、それに加え創造へ向けた永遠の喜びは比類なく、母のように人生を最大限に生きたいと私達に思わせてくれました」と続けた。

 カースティの訃報を受けて「ベイビー・トーク」シリーズで共演したジョン・トラボルタが追悼メッセージをインスタグラムに投稿、「カースティとの付き合いは、私がこれまでもった中で最も特別なものの一つだった。カースティ、愛しているよ。僕達はまた会えるね」と故人を偲んだ。

 エミー賞受賞歴のあるカースティは、長寿ドラマ『チアーズ』のレベッカ役や主演ドラマ『ヴェロニカ’クローゼット』で知られるほか、映画では「ベイビー・トーク」シリーズや『スター・トレックIIカーンの逆襲』『私が美しくなった100の秘密』などに出演した。

 1979年にサイエントロジーに入信したカースティは、最近ではドナルド・トランプ氏の支持者であることからハリウッドでは論争を呼ぶ人物となっていた。

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